驚き!?"搾らない"造り方の日本酒があるんです!

こんにちは!「蔵ブログ」です♪

日本酒は必ず搾って造っているものだと思っていましたが、なんと実は搾らずに生まれる日本酒があったんです!!

今回はその特別な造り方をする「しずく酒」とお酒の工程をご紹介します👇

「しずく酒」とは・・・

しずく酒とは、もろみを袋に入れて吊るし、圧力をかけずに自然に滴り落ちてくるお酒だけを集めた日本酒です。

機械で搾る一般的な方法とは違い、重さも力も加えません。時間に任せて、酒そのものが流れ出るのを待つ――

そんな手間と時間を惜しまない造り方が「しずく酒」です。


味わいはどう変わる?

圧力をかけずに集められるしずく酒は、雑味が出にくく、口当たりがとても柔らかいのが印象的でひとくち含むと、旨みがスッと広がるのが特徴とされています。

実際味わってみると・・確かに!!

余韻は静かに――きれいに消えていく印象です。とても飲みやすい!!

特に、白扇酒造のしずく酒は、純米大吟醸なので華やかで贅沢な香りがします。味も強さよりも、ピュアで繊細という特徴です。


しずく酒ができるまで一挙公開!

①蒸す(蒸米機/甑(こしき))

酒造りは、まずはこの工程から始まります。酒造好適米を甑(こしき)でしっかりと蒸しあげ、芯までふっくらと仕上げます。蒸し具合は、このあとの麹づくりや発酵の進み方を左右する重要なポイント。

②麹を造る(麹室32~40℃/約3日間)

蒸しあげた米は、32℃前後から麹室に入れ、温度を40℃近くまで段階的に上げながら、約3日間かけて手入れを続けます。

米の状態うぃ見極めつつ、温度や湿度を細かく調整。

狙った香りや酵素量になるように麹を育てていきます。

しずく酒の場合は、雑味の少ない、よりクリアな味わいになるよう麹の造り方も変えられています。

③醪(もろみ)を仕込む

仕込むお酒の種類によって、配合や酵母は異なります。

それぞれのお酒ごとに、

  • 使用する酵母
  • 酵母が動きやすい温度帯
  • 水を入れるタイミング
  • 麹歩合

など細かく調整。

どんな香りに仕上げたいかを思い描きながら、麹造りそのものも含めて設計されています。

④圧力をかけずに吊るす(雫搾り)

発酵を終えた醪(もろみ)は酒袋に入れ、圧力をかけずに静かに吊るされます。

ここでは機械で搾ることをせず、自然に落ちてくる"雫"だけを集めていきます。

⑤ぽた…と落ちる雫を集める

雫搾りは時間がかかる方法です。けれどその分、雑味がほとんど出ず、しずく酒ならではの澄んだ透明感のある味わいが生まれます。

一滴ずつ集められる、まさに、特別な工程です。

⑥念入りな品質管理

搾れたお酒はすぐに斗瓶に入れて、低温で貯蔵。

瓶詰めは販売直前に行い、できるだけ酸素に触れないよう管理されています。

こうして、"しぼりたてのフレッシュな品質"をそのままお届けすることを大切にしています。


こんな方におすすめです!

しずく酒は、しっかりした飲みごたえよりも、キレイさや繊細さを楽しみたい方におすすめ!

たとえば・・・

  • 雑味のない、澄んだ味わいが好きな方
  • 香りが強すぎない日本酒を楽しみたい方
  • 特別な一本を、ゆっくり味わいたい方
  • 酒造りの工程や背景も含めて楽しみたい方

そんな方に、ぜひ一度飲んでみてほしいです。


しずく酒、と同時に登場する生酒がある!

しずく酒とはまた違った個性を楽しませてくれる生酒があります。

同じ生酒でも、ねらいが違えば、味わいの表情もガラッと変わります!

【純米生酒 あらばしり】

「あらばしり」とは搾りの最初に出てくる部分。

フレッシュさと勢いのある味わいが特徴です。

しずく酒の柔らかさとは対照的に、若々しく、飲みごたえのある一本です。

【純米生酒 にごり酒】

にごり酒は、米の旨みをしっかり感じたい方に向いています。

コクのある味わいが特徴です。

しずく酒の繊細さとは違い、濃さや存在感を楽しみたい方におすすめです。

同じ蔵で造られていても、味わいが全く違う3本。

造り方の違いが、これだけ味に表れるのは日本酒の面白さですね!


味わってみませんか?

ここまでご紹介してきた通り、工程を知ったうえで味わうと、そのやわらかさや澄んだ余韻がより印象深く感じられるのではないでしょうか?

数量に限りはありますが、今期のしぼりたての生酒をぜひお楽しみください♪