いつもご愛顧いただきありがとうございます(^^)
暑い夏がひと段落して、季節は秋へと変わりますね。
とは言え、しばらくまだまだ暑いのかなぁと。そしていつの間にか急に冬になってしまうのかなぁと。
過ごしやすい季節はたっぷり味わいたいものですね。
さて、今回はお客様からのよくいただくご質問や、
造り酒屋ならではの情報や知識を、
皆さんと共有していきたいと思います‼︎
今回のお題はこれ!
![](https://www.hakusenshuzou.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/36c42007-3202-4478-81a3-9a206c8e568a-969-0000028dc917730c_file-300x300.jpg)
ジャーン!
本みりんを使っているうちに蓋の周りや
瓶に本みりんが垂れたところに白い塊。
『え?カビ??』
いえいえ、それは違いますよ。ご安心ください!
そして、この白い塊がまとわりついた瓶の蓋は…
開かない!!!!
手強いものだと、うんともすんとも動かない!
顔を真っ赤にして力を入れても…
開かない…。。
皆さんのご家庭でも経験されたことのある方、いらっしゃるのでは?!
一体この正体は何なのでしょう。
蔵人に聞いてみました!
「この正体は、ズバリ、
糖の結晶です。
本みりんは発酵させて造ると思われがちですが、
実は発酵ではなく糖化させて造ります。
糖度が高いため、糖の部分が固まってしまうのです。
特に、寒くなる冬の季節などは固まりやすく、
通称〝シュガーロック〟と呼ばれ、
まさに糖で鍵をかけたような固さになるわけです。」
なるほど!
身体に悪いものじゃなくて安心しました。
では固まってしまったらもう2度と開かないのでしょうか…?
「糖ですので、お湯をかけると簡単に溶けます!
そしてキャップも膨らむことにより簡単に開きますよー!」
早速ガチガチのシュガーロック状態の瓶でやってみました!
![](https://www.hakusenshuzou.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/053c023b-dff2-4c50-8ead-f4c1025f05f2-969-0000029d74fc038a_file-300x300.jpg)
お見せするのが恥ずかしほどのシュガーロック瓶です。
ほどよいお湯で(熱湯すぎると跳ね返りの火傷や破損する場合があるのでご注意を‼︎)、
蓋の部分のみにお湯をかけてみます。
![](https://www.hakusenshuzou.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/0dfe72a2-09a4-42f7-ba7f-245cba17cf53-969-0000029fabc37850_file-300x300.jpg)
白い塊があれよあれよと無くなりました!
![](https://www.hakusenshuzou.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/1153f9d7-de3b-4258-979d-225332f6a150-969-0000029fdd8c23d9_file-300x300.jpg)
そして蓋も…
開いたーーーーーー!!!!!
これで、顔を真っ赤にして頑張っていた自分とおさらばです。
更に、1.8ℓの一升瓶サイズの本みりんの場合、
栓抜きでも開けられるんですって!
福来純甘酒も同様に、シュガーロックになりやすいです。
蓋の部分のみにお湯をかけてみてくださいね!
(開栓の際は、手を切らないようにも注意です)
「本みりんは傷んだり腐ったりはしませんが、
清潔が1番です。
使用した後は、瓶口をひと拭きしたりすると良いですね!」
はい、、すいません。。
とは言え、調理中等、いちいち拭いてはいられませんよね。(←反省なし)
そんな時にはぜひ今回の技を使ってみてください。
ん?本みりんは糖度が高いっていうことは、
糖度が高い=カロリーも高い=太る?!
このことについても、蔵人に聞きながらまとめてみましたので、また投稿をぜひご覧ください。
季節の変わり目。皆様お変わりなく、身体の内側から免疫をつけて健やかに過ごせますように。