杜氏・蔵日記

10月1日は日本酒の日‼︎〜一体なぜ??〜

いつもご愛顧いただきありがとうございます(^^)

週末や連休に限って、ことごとく台風がやってきましたね。

皆さん被害等、大丈夫だったでしょうか?

台風が秋を連れてきたかのように、

気が付けば一気に、秋もよう。

もう9月も終わるのか!!と驚きます。

今回の題名にもありますように、

もうすぐやってくる、

10月1日は『日本酒の日』

なんですよ。

へぇーそうなんだー。で終わってしまいそうですが、ここは探究心大事!!

〝一体なぜ10月1日が日本酒の日と決められたのか〟

調べてみました!


今日は〇〇の日と制定されるのは、なんとなく、

〝初めて作られた日〟だとか〝語呂が似てる〟

などのイメージです。

でも日本酒が初めて作られた日は遡ること遥か昔、縄文時代とも言われているので、何日かだなんて知らないし、どうみても10.1が日本酒には見えません。

一体なんでなんだ…?!

調べてみると、

日本酒の日と制定された理由は主に2つありました!

①〝酒〟という字に理由があった‼︎

酒という字の右側に注目。〝酉〟これは干支でとりを表します。酉(とり)は干支の順番で10番目=10月。

更に‼︎

〝酉〟という字は象形文字で徳利のような酒壺を表したものだそうです。

よって、〝酒〟という漢字の〝酉〟にちなんで10月1日に制定されたことがわかりました。

そして、

②酒造りの時期に関係していた‼︎

日本酒を呑む時期、日本酒が似合うなーっていうイメージ、みなさんは何月を思い浮かべますか?

私は1月かなぁって思います。

年の初め願いを込めて、清めとして、お祝いごとと言えば、、、というイメージがあるからです。

今じゃ夏も美味しいお酒を白扇酒造は蔵出ししているのですがその話は脱線するので追々…(笑)

だから10月というイメージがない!!

と、ふと蔵を見渡すと、

蔵人たちが蔵の最終清掃、蔵のご祈祷など、

何かと気を引き締めている姿が。

そうです、日本酒造りが本格的に始まるのです。

<白扇酒造の蔵人たち>

…なるほど!!!

一般的に日本酒を造り始めると言われる時期がちょうど10月1日ごろからだから。ですね!

詳しく調べてみると、

明治初期に制定された酒造年度が101日に始まること、新米で酒造りを始めるのが10月であることなどからこの日が選ばれたそうです。

こういった由来で10月1日に制定されてことがわかりました!

そもそも制定されたのは、

1978年(昭和53年)に日本酒造組合中央会が、

日本酒離れを食い止めるために制定したそうです。

伝統的な製法で造る日本酒は

原材料が同じでも、その年の気温、原材料の状態などによって味が変わります。

とても繊細なお酒なんです。

あなたのその一本は、

その年にしか、この時期にしか、もっと言えば、もう2度と出会えないお酒なんですね。

<黒松白扇各種>

10月1日、1人でも多くの人に

〝そうだ!今日は日本酒の日だ!〟

と思って、今夜は日本酒呑んでみようかな、と愉しんでもらいたい。そうして、100年後も、日本酒が愛され続けて欲しいと願います。


さて!!

白扇酒造では

10月1日日本酒の日から

『秋の日本酒まつり2022』を開催します‼︎

(10/1(土)〜10/9(日)まで)

日本酒が永遠に愛され、

日本の誇れるお酒であるように、

皆さんで盛り上げましょう!!

詳しくはこちらから↓↓

https://www.hakusenshuzou.jp/blog/event_info/7990/

ちなみに…

10月1日は他にもいろんな日に制定されていて

国際高齢者デー、国際音楽の日、国際コーヒーの日・コーヒーの日、衣替えの日、法の日、日本茶の日、メガネの日、土地の日、東京都民の日、ネクタイの日、印章の日、香水の日、醤油の日、デザインの日、福祉用具の日、浄化槽の日、東海道新幹線開業記念日…

などなど、めちゃくちゃたくさんあるんです!!

10月1日はいろんな節目、記念日だということに想いを馳せて過ごすと、なんでもない日が特別な日に変わる予感です!

皆さんと共に

10月1日〝日本酒の日〟を過ごせることを

白扇酒造スタッフ一同、

心より愉しみにしております(^^)